モバイルビジネス講座2017 法務・知財編
最新技術や新たなビジネスモデルの進展によってコンテンツビジネスも大きな変革の渦中にあります。知財・著作権に関わる法令知識や事例習得、そしていわゆる知財戦略の構築は、今やコンテンツ事業者にとって企業の未来の存亡をも左右する重大な課題ともいえるでしょう。
本講座では、知財・著作権をはじめとしたモバイルビジネス関連法令の基礎知識と最新トレンド、および企業における事例や知財における未来予想図など、法務担当者から事業企画・戦略担当者に至るまで幅広い皆様に、知識・ノウハウを網羅的に習得していただける講座です。
第1回では、インターネットの黎明期からIT、ネット関連法務を多数手がけている飯田弁護士がモバイルコンテンツに関する法改正等の最新状況を解説します。
第2回は、「下町ロケット」でモデルとなった鮫島弁護士が知財関連の最新事例を、伊藤弁護士が企業間のシステム開発紛争における法務対応について解説します。また、ベストセラーになっている「法のデザイン」を出版されたばかりの水野弁護士には、イノベーションを促進するための法の積極的な活用としてのリーガルデザインについて解説いただきます。
第3回では、コンテンツビジネス企業の実務担当者による講演とパネルディスカッションを開催します。先進企業のコンテンツビジネスにおける特許等の知財戦略の現状と活用について討論を繰り広げます。この回では講師と参加者の懇親会もセミナー終了後に開催します。※受講者は無料でご参加いただけます※
第4回では情報化社会の未来における知財の必然と課題について、骨董通り法律事務所の福井弁護士、ウェブメディアの信頼性論議の現場から㈱オールアバウトCEO江幡哲也氏、AIの最前線から産業への展開について「将棋ウォーズ」のHEROZ㈱代表取締役高橋知裕氏が解説します。
MCF会員はご優待価格で受講いただけますので、是非とも多くの方々にご参加いただき、皆様のビジネスにご活用いただければ幸いでございます。
※講師、プログラムの詳細、開講の順序等、若干変更の生じる可能性があります。
※変更の生じた場合には、速やかにホームページ上でお伝え致します。
【講座の対象者】
モバイルコンテンツビジネスをはじめられる方々、モバイルコンテンツビジネスにおいてあらためて知識を取得したい方々、最新情報をアップデートしたい方々に適した講座となります。
【講座スケジュールと内容】
第1回 | 5月25日(木) 【終了】 | 「コンテンツビジネス関連法律」 |
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第2回 | 6月1日(木) 【終了】 | 「知的財産・リーガルデザインについて」 |
第3回 | 6月8日(木) 【終了】 | 「コンテンツ事業者の知財戦略」&懇親会(受講者無料) |
第4回 | 6月15日(木) 【終了】 | 「情報革命と知的財産の運命(キュレーション・AI)」 |
【会場・受講料】
会場 | 株式会社ドワンゴ様 セミナールーム |
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受講料 | 【全4回】 【1回】 ※非会員の優遇価格の適用について 優遇価格の適用についてご要望があれば、MCF事務局まで照会ください |
【受講手続きについて】
1.お申込み | お申し込みはこちらから。 |
2.お申込みに関するご案内 | こちらをご覧ください。 |
3.受 講 | 受講の際には名刺をご持参ください。 同一社内でお申込みいただいた人数内であれば、 各回毎に受講者を変更する事は可能です。 |
4.キャンセル | <「全4回」をお申込みの方 > キャンセルにつきましては、2017年5月18日(木)17:00迄に、お申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますのでご了承ください。 <「1回」をお申込みの方 >キャンセルにつきましては各受講日の7日前の17:00迄に、お申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますのでご了承ください。 *Peatixをご利用の場合のキャンセル依頼方法・返金方法・手数料につきましては、Peatixのヘルプセンターをご確認ください。 |
第1回「モバイルコンテンツビジネス関連法律」
5月25日 (木) 13:00~17:00 (適宜休憩有)
「モバイルコンテンツビジネス関連法律」
スマートフォンその他のモバイル端末によって提供するビジネスには、非常に多くの法律がかかわっています。コンテンツビジネス関連法律の全体概要を知れば新たなビジネス展開のヒントを得ることができます。逆に、最新情報を知らずにビジネス展開をすれば、気づかないうちに違法行為を行っていたということにもなりかねません。
本講座では、IT分野で著名な弁護士により、ビジネスにかかわる各法律の基礎知識を最近注目の話題も交えながら解説し、受講頂いた方に各法律のポイントをつかんでいただくことを目指します。
以下各種法律の概要をわかりやすく解説いたします。
法的検討のポイント/特定商取引法/(改正)景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)/刑法(賭博罪)/ガチャ/コンプガチャ/業界団体のガイドライン/民法(未成年者取引)/民法(なりすまし取引)/商法(取引相手の誤認)/(改正)消費者契約法/民法(錯誤)/電子消費者契約法/迷惑メール防止法(特定電子メールの・・・法律)/資金決済法/各種の業法等/独占禁止法/下請法/プロバイダ責任制限法(特定電気通信~法律)/出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業・・・法律)/(改正)個人情報保護法/不正アクセス禁止法/刑法(ウイルス作成罪)/海外の法律
講師
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森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士
飯田 耕一郎 様 ▼プロフィールを開く1996年弁護士登録(東京弁護士会)、森綜合法律事務所(現:森・濱田松本法律事務所)入所。2005年カリフォルニア州弁護士登録。 インターネットの黎明期からIT、ネット関連法務を多数手がけ、現在に至る。他に訴訟・紛争解決、危機管理、M&A、金融法務等を得意とする。
第2回「知的財産・リーガルデザインについて」
6月1日 (木) 13:00~17:30 (適宜休憩有)
「知的財産権全般解説」
第一部 (産業財産権を中心に)
■知的財産権の基礎を事例を使って解説いたします。
各種法律の関係
自社権利・ノウハウの管理
ビジネス展開時の検討ポイント
■関連する法律
特許法/意匠法/商標法/不正競争防止法
第二部 (コンテンツの保護と開発委託時のトラブル防止)
■著作権法の基礎を解説いたします。
テキスト,イラスト,画面,プログラム等の著作権保護
■開発・制作委託時のトラブル予防について解説します。
請負契約/準委任契約,検収/瑕疵担保責任など。
講師
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内田・鮫島法律事務所
パートナー弁護士
鮫島 正洋 様 ▼プロフィールを開く東京工業大学金属工学科卒業。藤倉電線株式会社(現 株式会社フジクラ)にて金属材料エンジニアを経て、 1992年、日本アイ・ビー・エム株式会社知的財産部。91年弁理士試験、96年司法試験合格。99年弁護士登録。 大場・尾崎法律事務所、松尾綜合法律事務所を経て、2004年内田・鮫島法律事務所設立、現在に至る。 著書に「技術法務のススメ」(共著 日本加除出版 2014年)、「知財戦略のススメ」(共著 日経BP社 2016年)ほか。 2012年知財功労賞受賞。2011年直木賞受賞作品池井戸潤氏著「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルとなった。
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内田・鮫島法律事務所
パートナー弁護士
伊藤 雅浩 様 ▼プロフィールを開く名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士前期課程修了。 アクセンチュア等の約8年間コンサルティング会社勤務を経て2008年弁護士登録。 システム開発、ネットサービス等のIT関連法務を主に取り扱っている。 経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」改訂作業参加。 【SOFTIC】ソフトウェア紛争解決センター 仲裁人・中立評価・単独判定・あっせん人候補者。 著書に「ITビジネスの契約実務」(商事法務 2017年)、「システム開発紛争ハンドブック」(共著 レクシスネクシスジャパン 2015年)ほか。
「法のデザインについて」
モバイルビジネスをはじめとする、情報化社会のビジネスにおいては、いわゆるオープン・クローズ戦略など、法律や契約といった法を主体的にデザインしていくマインドが求められます。このような「リーガルデザイン」の具体的な事例や手法を説明します。
講師
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シティライツ法律事務所
弁護士
水野 祐 様 ▼プロフィールを開くArts and Law代表理事。Creative Commons Japan理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(リーガルデザイン・ラボ)。京都精華大学非常勤講師。その他、FabLab Japan Networkなどにも所属。著作に『法のデザイン −創造性、イノベーションは法によって加速する』、『クリエイターの渡世術』(共著)、『オープンデザイン参加と共創からはじまるつくりかたの未来』(共同翻訳・執筆)、『デジタルで変わる宣伝広告の基礎』(共著)などがある。 Twitter : @TasukuMizuno
第3回「コンテンツ事業者の知財戦略」
6月8日 (木) 13:00~16:30 (適宜休憩有) 、16:30~ 懇親会 ★受講者は無料です★
「マーケター目線に立った、Web企業における知財戦略・権利形成事例」
「なぜ特許を取得するのか?」事業会社においてビジネスに携わる現場の知財マンは、このシンプルな問いに対してどのように答えるか。
コンシューマー向けに事業をする企業において、何を目的として、何に着目して権利を取得していくのか。そのヒントはマーケティングの考え方に基づくことにある。
偉大な実績を上げてきた老舗のゲーム企業の事例と、巧みに知財を活用しているスタートアップの事例を参照しながら紹介する。
講師
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㈱コロプラ コーポレート統括本部 アドミニストレーション部 知的財産グループ
弁理士
佐竹 星爾 様 ▼プロフィールを開く京都大学工学部卒業。京都大学経営管理大学院修了。ビジネスモデル設計のコンサルティングとともに、大手特許事務所にて、モバイルデバイス分野のハードウェア・ソフトウェア、クラウド型サービスの特許権利化業務を経て現職。アイデアソン・ハッカソンイベントでの講師・審査員を、関西・山陰など日本各地で担当している。
パネルディスカッション 「コンテンツ事業者の知財戦略」
コンテンツ事業者が勝ちパターンを作っていくための特許等を活用した知財戦略について、
先進企業の知財担当者がディスカッションを行います。
パネラー
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㈱コロプラ コーポレート統括本部 アドミニストレーション部 知的財産グループ
弁理士
佐竹 星爾 様 ▼プロフィールを開く京都大学工学部卒業。京都大学経営管理大学院修了。ビジネスモデル設計のコンサルティングとともに、大手特許事務所にて、モバイルデバイス分野のハードウェア・ソフトウェア、クラウド型サービスの特許権利化業務を経て現職。アイデアソン・ハッカソンイベントでの講師・審査員を、関西・山陰など日本各地で担当している。
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㈱セガゲームス 経営企画部 知財戦略課
課長 弁理士
大友 崇弘 様 ▼プロフィールを開くサミー株式会社、株式会社セガ、大手IT企業を経て現職。弁理士。
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㈱バンダイナムコエンターテインメント 知的財産部
ゼネラルマネージャー
並木 克智 様 ▼プロフィールを開く1991年新卒入社。1994年以降特許業務に従事し、現職では特許を含む知的財産業務全般を管轄。
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LINE㈱ コンプライアンス・リスク管理室 知的財産チーム
有定 裕晶 様 ▼プロフィールを開く九州大学大学院統合新領域学府修士課程修了(工学修士)。ルネサスエレクトロニクス株式会社にて米国特許係争担当を経て現職に至る。 LINE株式会社では上場前後で特許業務を網羅的に担当し、自身でも筆頭発明者としてUI, UXに関する特許出願を行なった。
コーディネーター
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㈱ドワンゴ 法務部 知的財産セクション
セクションマネージャー 弁理士
湯浅 竜 様 ▼プロフィールを開く弁理士。元東京理科大学非常勤講師。 弁理士資格取得後、ベンチャー企業知財部、特許事務所の共同経営を経て、現職。 専門はインターネット関連の知的財産全般。
16:30~ 懇親会
セミナー終了後に、講師と参加者の懇親会を開催いたします。
※懇親会は受講者無料です※
講師
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第4回 「情報革命と知的財産の運命(キュレーション・AI)」
6月15日 (木) 13:00~17:00(適宜休憩あり)
「情報革命と知的財産権の運命」
キュレーションメディア大量閉鎖が残した「絶望的未熟感」と我々はどう向き合うか?コンプライアンス至上主義をどう克服するか?プラットフォーム寡占とどう戦うか?
拡大するビッグデータ活用とAIネットワーク化の中、日本の知財制度をどう変えて行くか。海図なき情報化社会の羅針盤を考える120分。
講師
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骨董通り法律事務所
弁護士
福井 健策 様 ▼プロフィールを開く弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学芸術学部 客員教授 1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在、骨董通り法律事務所代表パートナー。 著書に「著作権とは何か」「著作権の世紀」「誰が『知』を独占するのか」(集英社新書)、「エンタテインメントと著作権」全5巻(シリーズ編者、CRIC)、「『ネットの自由』vs.著作権」(光文社新書)ほか。 国会図書館審議会会長代理・内閣府知財本部・総務省AIネットワーク社会推進会議ほか委員、「本の未来基金」理事、「さいとう・たかを劇画文化財団」理事、 thinkC世話人、東京芸術大学兼任講師などを務める。http://www.kottolaw.com Twitter: @fukuikensaku
今の時代に問われるネットメディアの信頼性
昨年末に起きた医療情報系のキュレーションメディアでの騒動を受けて、ネットメディアにおける信頼性とは何か?といったことが議論されています。
2001年から専門家を活用した生活情報サイト「All About」を運営するオールアバウト代表の江幡より、サイトの立ち上げ思想から運営時に心がけていることまで信頼性を生み出すための具体的な事例を交えて解説いたします。
講師
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㈱オールアバウト
代表取締役社長
江端 哲也 様 ▼プロフィールを開く武蔵工業大学(現 東京都市大学)電気電子工学科卒業。 1987年株式会社リクルート入社。エンジニアとしてキャリアをスタートし、その後数多くの事業を立ち上げる。1996年に立ち上げたキーマンズネットにおいては、14個のネット関連特許を取得し、高い評価を得る。1998年度全国優秀システム賞受賞。 2000年6月に株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパンを設立。 代表取締役社長兼CEOに就任。2004年7月株式会社オールアバウトに社名を変更。 2005年9月にJASDAQ上場を遂げる。 2006年講談社から「アスピレーション経営の時代」を発刊。 専門家ネットワークを基盤に世の中の「情報流・商流・製造流」の不条理・不合理に対してイノベーションを起こし、“個人を豊かに、社会を元気に”することを目指す。
最強の将棋AIが目指す未来
史上初プロ棋士に勝利した最強のAI技術を活用した将棋ウォーズやIPタイトルのゲーム等でのゲームAIとしての取組や、各産業へのAIの応用展開、今後の可能性についてお話をさせていただきます。
講師
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HEROZ㈱
代表取締役社長
高橋 知裕 様 ▼プロフィールを開く早稲田大学卒業 平成11年4月日本電気株式会社(NEC)入社 BIGLOBE、経営企画部に在籍 平成21年4月当社設立 代表取締役(現任) 「将棋ウォーズ」の開発を通じて蓄積した機械学習等の人工知能(AI)関連の手法を固有のコア技術とし、人工知能革命を推進中。
【講座に関するお問い合わせ先】
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF) 事務局
担当:藤本、越賀 電話:03-5468-5091 お問合せフォームはこちら