モバイルビジネス講座2015 法務・知財編
毎年開催し好評を博しております「モバイルビジネス講座」を今年は「法務・知財編」と「最新ビジネス編」にわけて開催いたします。
第一弾としての本講座では、スマートフォンおよびモバイルのビジネス関連法津ならびに著作権を含む知的財産権に特化した「モバイルビジネス講座 法務・知財編」として開催いたします。
スマートフォン環境の進展によってコンテンツビジネスが大きな変革の渦中にあります。
今後ビジネス領域を拡大していくためには、ビジネス関連法津ならびに著作権を含む知的財産権について、最新情報を習得した上で知財戦略を構築することが成功のためのキーファクターとなっております。
本講座では、スマートフォンおよびモバイルのビジネス関連法律ならびに著作権を含む知的財産権の基礎となる知識そして最新トレンド情報を網羅した講座としてご用意致しました。
事業担当者から事業担当マネージャー、法務担当ならびに知的財産担当者などの皆様に、実務に直結した知識・ノウハウを網羅的に習得していただける講座です。
第1回は、スマートフォンおよびモバイルビジネスにて著名な弁護士の先生から、ビジネス上必要な基礎的な法律、業界ガイドライン、そして昨今大きな法改正が予定または実施されている法律についてわかりやすく解説いたします。
(習得分野)
・基礎的な法律(例:特商法・景表法・刑法(賭博罪・ウイルス作成罪)・民法(未成年者取引・なりすまし取引・錯誤)・商法(取引相手の誤認)・消費者契約法・電子消費者契約法・迷惑メール防止法・資金決済法・独禁法・下請法・プロバイダ責任制限法・出会い系サイト規制法・不正アクセス禁止法など)・業界ガイドライン(例:コンプガチャ・JOGAガイドライン)・昨今法改正検討されている法律(例:個人情報保護法)
第2回は、知的財産権の基礎を専門の弁護士の先生方から解説をいただいて基礎的な知識を習得していただいた上で、著作権(ライツ)ビジネスとも言えるゲーム分野から株式会社コロプラ様にご登壇いただき、実際のビジネスと著作権を含む知的財産権との関係を解説いたします。
(習得分野)
・基礎的な知的財産権法(著作権法・商標法・意匠法・特許法)
・ビジネス事例(ゲーム分野)
第3回は、注目度が急上昇しているサイマルラジオビジネスについて、当分野のキーマンの方々から、ビジネス構造と特に複雑な状況となっている著作権に関する状況を解説いたします。
後半は、様々な知財論争をリードしてきた著名な弁護士お二人による「ビジネスモデルと著作権」をテーマとした対談を開催します。
最新ビジネスを構築する上で直面する「クラウド、UGC、アグリゲーター、デジタルアーカイブ、電子出版、著作権リフォーム、等」について著作権等の知財戦略からどのように対処すべきか?最新ビジネスを成功させるための大きなヒントを得られる貴重な機会かと存じます。
(習得分野)
・ビジネス事例(サイマルラジオビジネス分野・音楽著作権)
・知的財産権法(著作権法の専門的分野)
MCF会員はご優待価格で受講いただけますので、是非とも多くの方々にご参加いただき、皆様のビジネスにご活用いただければ幸いでございます。
※講師、プログラムの詳細、開講の順序等の一部について、若干変更の生じる可能性があります。
※変更の生じた場合には、速やかにホームページ上でお伝え致します。
【講座の対象者】
モバイルコンテンツビジネスをはじめられる方々、モバイルコンテンツビジネスにおいてあらためて知識を取得したい方々、特に知財・企画・マーケティング等の領域で最新情報をアップデートしたい方々に適した講座となります。
【講座スケジュールと内容】
第1回 | 4月13日(月) 【終了】 | 「コンテンツビジネス関連法律」 |
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第2回 | 4月20日(月) 【終了】 | 「知的財産全般・知財活用事例紹介」 |
第3回 | 4月28日(火) 【終了】 | 「コンテンツ産業における著作権法」 |
【会場・受講料】
会場 | 株式会社ディー・エヌ・エー会議室 |
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受講料 | 全3回 |
【受講手続きについて】
1.お申込み | 以下の「申し込みフォーム」よりお申込みください。おって請求書を 郵送いたします。 |
2.お支払い | 指定の口座へお振り込みください。振込手数料はご負担願います。 |
3.受 講 | 受講の際には名刺をご持参ください。 同一社内でお申込みいただいた人数内であれば、 各回毎に受講者を変更する事は可能です。 |
4.キャンセル | 初回受講後のキャンセルは受講料の返金に応じかねますので ご了承ください。 |
第1回 「コンテンツビジネス関連法律」
4月13日 (月) 13:00~16:45 (適宜休憩有)
講座「コンテンツビジネス関連法律」
スマートフォンその他のモバイル端末によって提供するビジネスには、非常に多くの法律がかかわっています。コンテンツビジネス関連法律の全体概要を知れば新たなビジネス展開のヒントを得ることができます。逆に、最新情報を知らずにビジネス展開をすれば、気づかないうちに違法行為を行っていたということにもなりかねません。
本講座では、IT分野で著名な弁護士により、ビジネスにかかわる各法律の基礎知識を、最近注目の話題も交えながら解説し、受講頂いた方に各法律のポイントをつかんでいただくことを目指します。
以下の法律の概要をわかりやすく解説いたします。
法的検討のポイント/特定商取引法/景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)/刑法(賭博罪)/ガチャ/コンプガチャ/JOGAのガイドライン/民法(未成年者取引)/民法(なりすまし取引)/商法(取引相手の誤認)/消費者契約法/民法(錯誤)/電子消費者契約法/迷惑メール防止法(特定電子メールの・・・法律)/資金決済法/各種の業法等/独占禁止法/下請法/プロバイダ責任制限法(特定電気通信~法律)/出会い系サイト規制法(インターネット異性紹介事業・・・法律)/個人情報保護法(改正検討中)/不正アクセス禁止法/刑法(ウイルス作成罪)/海外の法律
講師
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森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士
飯田 耕一郎 様 ▼プロフィールを開く1996年弁護士登録(東京弁護士会)、森綜合法律事務所(現:森・濱田松本法律事務所)入所。 2005年カリフォルニア州弁護士登録。 インターネットの黎明期からIT、ネット関連法務を多数手がけ、現在に至る。 他に訴訟・紛争解決、危機管理、M&A、金融法務等を得意とする。
第2回 「知的財産全般・知財活用事例紹介」
4月20日 (月) 14:00~18:00 (適宜休憩有)
講座「知的財産権全般解説」
スマートフォン・モバイル・インターネットのビジネスには知的財産権の法律が深くかかわっており、ビジネスの成立から発展までのフェーズに検討ポイントがございます。
本講座では、IT企業での実務経験を積まれたのちに弁護士になられた先生が、ビジネスにかかわる知的財産権の基礎的な項目について、具体的な事例を交えながら解説します。
<内容>
■知的財産権の基礎を解説いたします。
各種法律の関係
法改正等、トピックスの解説
自社権利・ノウハウの管理
ビジネス展開時の検討ポイント
■関連する法律
特許法/意匠法/商標法/不正競争防止法/著作権法
講師
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内田・鮫島法律事務所
パートナー弁護士
鮫島 正洋 様 ▼プロフィールを開く東京工業大学金属工学科卒業。藤倉電線株式会社(現 株式会社フジクラ)にて金属材料エンジニアを経て、1992年、日本アイ・ビー・エム株式会社知的財産部。91年弁理士試験、96年司法試験合格。99年弁護士登録。 大場・尾崎法律事務所、松尾綜合法律事務所を経て、2004年内田・鮫島法律事務所設立、現在に至る。 弁護士業の傍ら、知財サービス、知財マネジメント、知財政策のあり方など多くの方面に関し発言を行っている。 2012年知財功労賞受賞。2011年直木賞受賞作品池井戸潤氏著「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルとなった。
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内田・鮫島法律事務所
パートナー弁護士
伊藤 雅浩 様 ▼プロフィールを開く名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士前期課程修了。アクセンチュア等の約8年間コンサルティング会社勤務を経て2008年弁護士登録。 システム開発、ネットサービス等のIT関連法務を主に取り扱っている。 経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」改訂作業参加。 【SOFTIC】ソフトウェア紛争解決センター 仲裁人・中立評価・単独判定・あっせん人候補者
事例紹介「ゲーム会社における知財戦略・取組事例」
エンターテインメントの一つであるゲームは、世界中の人に愛され遊ばれています。
ゲームは、ゲーム名称などにおける商標および不正競争防止法、キャラクター・映像・音楽などにおける著作権など、プログラムにおける著作権および特許ならびに不正競争防止法など、知的財産権ビジネスでもあります。
本講座では、スマートフォン端末を活かしたエンターテインメントで世界ナンバーワンを目指しておられる位置ゲーでおなじみの株式会社コロプラ様を講師に、そして、ゲームビジネスと知的財産権の関係の有識者でもある弁護士の先生をお迎えし、対談形式で同社のゲームビジネスにおける知的財産権との関係をご紹介します。
講師
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株式会社コロプラ
コーポレート統括本部 アドミニストレーション部 部長
橋詰 卓司 様 ▼プロフィールを開く放送通信サービス,人材サービス,ITベンチャー複数社を経て現職。情報ネットワーク法学会所属。IT×エンターテインメント領域の知的財産法,契約法,決済法,表示規制,プライバシーを専門とする。共著として『ライセンス契約のすべて 実務応用編』(Lexis Nexis,2009)『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』(技術評論社,2013)
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内田・鮫島法律事務所
パートナー弁護士
伊藤 雅浩 様 ▼プロフィールを開く名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士前期課程修了。アクセンチュア等の約8年間コンサルティング会社勤務を経て2008年弁護士登録。 システム開発、ネットサービス等のIT関連法務を主に取り扱っている。 経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」改訂作業参加。 【SOFTIC】ソフトウェア紛争解決センター 仲裁人・中立評価・単独判定・あっせん人候補者
第3回 「コンテンツ産業における著作権法」
4月28日 (火) 13:00~17:00 (適宜休憩有)
サイマルラジオビジネスと音楽著作権 ~コンテンツ流通の課題~
コミュニティ放送局が地上波放送と同時にストリーミングでインターネットに配信をするサイマルラジオは、公共的なコミュニケーション手段であり、モバイル端末の普及において、従来のラジオ受信機での聞かれ方から、モバイル端末での聞かれ方にユーザーニーズが移行している等コンテンツ流通の実態は大きく変わってきております。
それに伴い、サイマルラジオビジネスの可能性もより具体的になってきております。
本講座では、サイマルラジオにおける複雑な権利処理を要する著作権等の関係について講師として、Community SimulRadio Alliance(CSRA)の事務局長様よりご講義いただきます。
また、著作権の有識者として、デジタルミュージックサービス協議会(DMSA)の幹事様にオブザーバー参加していただきます。
講師
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コミュニティ・サイマルラジオ・アライアンス(Community SimulRadio Alliance (CSRA))
事務局 事務局長
伊藤 恵 様 ▼プロフィールを開く1989年 (財)放送文化振興会(旧郵政省所管)設立に携わり、1993年まで在籍。 「Hi-CCS事業展開の研究」「郵政事業におけるコミュニティ放送局活用の地域活性化 方策に関する調査研究」「FM放送の21世紀に向けての在り方に関する調査研究」 「デジタル放送時代の音楽」等調査研究を担当。 1994年 (社)デジタルメディア協会の設立と並行して、全国コミュニティ放送協議会を設立し、 事務局として兼務。 1996年 全国コミュニティ放送協議会に専任し、著作権交渉、コミュニティ放送普及、国との調整 を行う。2000年事務局長に就任。 2003年 コミュニティ放送局におけるインターネット配信事業を本格化するたに、著作権交渉を 逗子・葉山コミュニティ放送㈱代表取締役木村太郎とともに始動。 2008年 約4年間の交渉を経て、著作権環境を整え、コミュニティ・サイマルラジオ・アライアンス を設立し、事務局長に就任。 2010年 総務省「ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会」構成員。 2014年 デジタルコミュニティ放送協議会設立。
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[オブザーバー]
デジタルミュージックサービス協議会(DMSA)
幹事 角谷 友行 様 ▼プロフィールを開く株式会社エムティーアイ 執行役員 NPO法人音の羽根 理事 略歴 大学院在籍中より音楽制作に従事し、制作会社を経て、株式会社エムティーアイへ入社。 同社が運営する「music.jp」サイトを通じて着メロ配信の立ち上げにかかわる。 NPO法人音の羽根にて理事として活動、チャリティー配信および「週末社会企業」の先駆的存在。 モバイルコンテンツフォーラム理事を歴任。 デジタルミュージックサービス協議会幹事を務める。
講座:「コンテンツビジネスの危機と著作権2.0の可能性」
●スペシャル対談:「ビジネスはどう変わりつつあるか?著作権をどう変えていくか?」
クラウド、UGC、アグリゲーター、デジタルアーカイブ、電子出版、著作権リフォーム・・・。
新たなコンテンツやビジネスモデルが構築されるたび、著作権の分野では解決すべき課題と新たな論争が勃発します。
事業者は、既存のコンテンツ産業が縮小を続けマネタイズ・モデルが大きく変化する中、常にこうした「ビジネスモデルと著作権」の課題に直面しているといっても過言ではありません。
本講座の最終講義は、数々のメディアやIT企業の顧問をされ、各種の提言もおこなっておられる福井健策弁護士にコンテンツビジネスが直面する課題と著作権の動向などのホットなトピックスの解説をしていただき、後半はスペシャル対談として、出版社の顧問や著作権法改正にご尽力されております村瀬拓男弁護士と、直面する課題に事業者がどのように取り組んでいくべきなのか、最新事例をちりばめながらディスカッションしていただきます。
講師
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骨董通り法律事務所
弁護士・ニューヨーク州弁護士 日本大学藝術学部 客員教授
福井 健策 様 ▼プロフィールを開く弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学芸術学部 客員教授 1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在、骨董通り法律事務所 代表パートナー。 著書に「著作権とは何か」「著作権の世紀」「誰が『知』を独占するのか」(集英社新書)、「エンタテインメントと著作権」全5巻(シリーズ編者、CRIC)、「『ネットの自由』vs. 著作権」(光文社新書)ほか。 国会図書館審議会・文化庁ほか委員、「本の未来基金」理事、「さいとう・たかを劇画文化財団」理事、think C世話人、東京芸術大学兼任講師などを務める。http://www.kottolaw.com Twitter: @fukuikensaku
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用賀法律事務所
弁護士
村瀬 拓男 様 ▼プロフィールを開く東京大学工学部卒後、株式会社新潮社入社。 同社において雑誌編集、映像・音声事業、電子書籍事業を担当 2004年司法試験合格後、同社退社。2006年弁護士登録(第二東京弁護士会) 一般社団法人日本書籍出版協会知的財産権委員会権利WG座長 一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム監事
【講座に関するお問い合わせ先】
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF) 事務局
担当:越賀、藤本 電話:03-5468-5091 お問合せフォームはこちら