「モバイルビジネスの発展を実現する人工知能の活用とは」
毎年開催し好評を博しております「モバイルコンテンツビジネス講座」の最新ビジネス編としてモバイルビジネスに大きな影響を与えることが想定される、人工知能(AI)をテーマに講座を開催いたします。スマートフォン環境の進展によって人工知能の活用が、将来的にコミュニケーションやソーシャル性など、モバイルビジネスの優位に大きな影響が及んでくるものと考えられます。
人工知能(AI)技術の進展に伴い、パーソナライズ化されたAIに対して人間が感情を移入するようなことは、今後より増えてくると思われます。最近の映画では「Her 世界に一つだけの彼女」、「Ex Machna」、「チャッピー」などが知られ、現実においてもAppleのSiri、IBMのワトソン、ソフトバンクのPepper等が普及しております。
このような、世界的な技術進化において、コミュニケーションサービス等に大きな影響をあたえる感情系に関して日本が最先端を走っております。
当講座では、世界的に最先端の研究開発をしている専門家一同にご参加いただき、現実社会を認識するための感情/完成を人工知能でどのように扱うかなど、人工知能の基礎と事例から将来の発展可能性までご講演いただきます。
MCF会員はご優待価格で受講いただけますので、是非とも多くの方々にご参加いただき、会員企業の将来にわたる競争優位を実現するために、ご活用いただければ幸いでございます。
※講師、プログラムの詳細、開講の順序等の一部について、若干変更の生じる可能性があります。
※変更の生じた場合には、速やかにホームページ上でお伝え致します。
【講座の対象者】
SNS等のコミュニケーションやソーシャル性にご関心のあるコンテンツプロバイダー及び関係者
【講座スケジュールと内容】
第1回 | 10月13日(火) 【終了】 | 「人工知能の現状(ディープラーニング等)とPepperの感性制御等事例について」 |
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第2回 | 10月20日(火) 【終了】 | 「人が現実社会を認識するための感情/感性を人工知能でどのように扱うか?」 |
第3回 | 10月28日(水) 【終了】 | 「人工知能の現状と今後の可能性」 |
【会場・受講料】
会場 | 株式会社ドワンゴ 会議室 |
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受講料 | 全3回 |
【受講手続きについて】
1.お申込み | 以下の「申し込みフォーム」よりお申込みください。おって請求書を 郵送いたします。 |
2.お支払い | 指定の口座へお振り込みください。振込手数料はご負担願います。 |
3.受 講 | 受講の際には名刺をご持参ください。 同一社内でお申込みいただいた人数内であれば、 各回毎に受講者を変更する事は可能です。 |
4.キャンセル | 初回受講後のキャンセルは受講料の返金に応じかねますので ご了承ください。 |
第1回 「人工知能の現状(ディープラーニング等)とPepperの感性制御等事例について」
10月13日 (火) 13:00~16:30 (適宜休憩有)
「ディープラーニングの応用問題:『三種の神器』と『新三種の神器』」
大流行のディープラーニング(深層学習)だが、その起源は1980年に遡行できる。本講演では、今、なぜ、ディープラーニングなのか、浅い学習と何が違うのかを話題提供したい。三種の神器とはマックスプーリング、ドロップアウト,整流線形ユニットである。また新三種の神器とは長「短期記憶」、注意、プライム、である。後者新三種の神器によって、画像に脚注を付け、夢を見(ディープドリーム)、画像を芸術家風に変換(ディープアート)するに至った。具体的に何をどう処理したのかを例示する。
講師
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東京女子大学
(http://www.cis.twcu.ac.jp/~asakawa/)
情報処理センター
浅川 伸一 様 ▼プロフィールを開く早稲田大学卒。博士(文学)。文教大学人間科学部助手を経て,現在東京女子大学情報処理センター勤務。専門は計算論的神経心理学など。人間や機械の知的活動の基礎に興味がある。 日本神経回路学会、日本認知科学会、IEEEcomputational intelligencesociety, Cognitive Science Society 等に所属。著書に「ディープラーニング、ビッグデータ、機械学習---あるいはその心理学」,「コネクショニストモデルと心理学」守一雄,都築誉史,楠見孝(編著)第5 章「脳損傷とニューラルネットワークモデル-神経心理学への適用例-」,同書12 章「ニューラルネットワークの数理的基礎」などがある。
「心の鍵を開く感情認識技術」
映画「チャッピー」でロボットが心を持って成長するシーンがありましたが、私たちはすでにペッパーでそれを実現させた。その時、機械が人の心を豊かにする経験をした。この流れは世界の人々を救い、争いの無意味さをロボットや コンピューターから学ぶ時代を予見させた。これを日本から世界に出す意味は大きい。
講師
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東京大学 医学系研究科 音声病態分析学講座
(http://univ.tokyo/)
特任講師
光吉 俊二 様 ▼プロフィールを開く1965年 、北海道生まれ。88年多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。 前衛彫刻家として活躍する一方、コンピューターとインターネット技術の世界に魅了され、99年ITベンチャー企業を設立(現・株式会社AGI)。 2003年、徳島大学大学院工学系研究科博士課程入学。 同年から1年間、スタンフォード大学客員研究員を経て、06年に博士課程修了。 工学博士。 12年にPST株式会社を設立。 14年12月、東京大学大学院医学系研究科 音声病態分析学の特任講師に就任(14年11月退任)。 現在は、音声による病態の早期発見と経過観察の研究に専念している。
「赤ちゃんを知れば人工知能が実現する ーホントはすごい赤ちゃんの能力ー」
「大人が完成された人間でこどもは未熟で無垢な存在だ」というイメージは、最近の脳科学の成果によってほとんど否定されています。
赤ちゃんは何も知らず、何もできないのではありません、ある意味では大人より賢く、無限に可能性を秘めた天才です。そんな凄い能力を利用することが人工知能を実現するための近道なのです。
講師
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玉川大学
(http://okadanet.org/)
教授
岡田 浩之 様 ▼プロフィールを開く略歴 1986年4月:(株)富士通研究所入社 1994年8月:中京大学人工知能高等研究所 2000年3月:東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科生体機構情報システム学専攻博士課程修了 2000年4月:(株)富士通研究所知能システム研究部主任研究員 2002年4月:東海大学理学部情報数理学科助教授 2006年4月:玉川大学工学部知能情報システム学科教授 2008年4月:玉川大学工学部機械情報システム学科教授
第2回 「人が現実社会を認識するための感情/感性を人工知能でどのように扱うか?」
10月20日 (火) 13:00~15:30 (適宜休憩有)
「大規模知識獲得で深化する自然言語処理のフロンティア」
ウェブ、ソーシャルメディアの爆発的な普及によってビッグデータ時代を迎えた自然言語処理。技術の深化、社会との関わりの両面で期を画す大きな変革が起こっている。大規模言語データからの知識獲得と表現学習、大規模知識に基づく推論、そして「行間を読む」言語理解へと進む自然言語処理のフロンティアを紹介しながら今後の展開を考える。
講師
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東北大学
(http://www.cl.ecei.tohoku.ac.jp/~inui/)
大学院情報科学研究科 システム情報科学専攻 教授
乾 健太郎 様 ▼プロフィールを開く東北大学大学院情報科学研究科 教授。専門は自然言語処理、人工知能。1995年東京工業大学大学院情報理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。同大学助手、九州工業大学助教授、奈良先端科学技術大学院大学助教授を経て、2010年より現職。2014年度情報処理学会論文誌編集委員長、同年度より同学会自然言語処理研究会主査。人工知能学会1997年度論文賞、COLING/ACL2006 Best Asian NLP Paper Award、言語処理学会2013、2014年度論文賞、同会20周年記念論文賞、同会年次大会最優秀賞等、受賞。 ▼配布資料 https://www.mcf.or.jp/temp/01_inui_pass.pdf
「機械の中の道徳」
近年、アメリカなど「道徳的な機械」の開発が試みられている。本講座ではこのような試みが倫理学の見地からどのような意義と困難を持つかを論じる。
講師
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名古屋大学
(http://www.info.human.nagoya-u.ac.jp/lab/phil/kukita/)
情報科学研究科 准教授
久木田 水生 様 ▼プロフィールを開く2005年,京都大学文学博士号取得.2014年より現職.専門は技術哲学,技術倫理等.翻訳書にアンディー・クラーク『生まれながらのサイボーグ』(2015年,春秋社,共訳)などがある.
第3回 「人工知能の現状と今後の可能性」
10月28日 (水) 13:00~17:30 (適宜休憩あり)
「汎用人工知能 ー深層学習の次に来るものー」
汎用人工知能は、多様な問題領域において多角的な問題解決能力を自ら獲得し、設計時の想定を超えた問題を解決できるという人工知能の技術目標です。
本講演では、現実的に実現しうる汎用知能は、人間同様に幅広い問題領域に対して特化した知能を柔軟に習得できる能力をもつ知能であることなどを述べます。
講師
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㈱ドワンゴ
(http://ailab.dwango.co.jp/)
ドワンゴ人工知能研究所 所長
山川 宏 様 ▼プロフィールを開く1965年2月8日 埼玉県生まれ 人工知能学会 理事および副編集委員長 玉川大学脳科学研究所 特別研究員 全脳アーキテクチャ勉強会 発起人の一人 汎用人工知能研究会 の発起人の一人 専門は人工知能、特に、認知アーキテクチャ、概念獲得、 ニューロコンピューティング、意見集約技術など 工学博士 1987年:東京理科大学理学部物理学科卒業 1989年:東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修士課程修了 1992年:東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了 1992年:(株)富士通研究所入社 1994年:同社から通産省リアル・ワールド・コンピューティング・プロジェクトつくば集中研に出向 1997年:(株)富士通研究所に帰任 2014年:(株)ドワンゴ 人工知能研究所 所長
「アナロジーの功罪:知能機械への感情移入とは何か」
AIやロボットと呼ばれる知能機械においては、その開発段階から受容過程に至るまで、機械を人間や生物になぞらえて把握し造形していく契機がみられる。本講演では文化人類学の見地から、ペット型ロボットAIBOや将棋電王戦の事例分析を提示し、機械―人間のアナロジーに伴う問題点や可能性について論じる。
講師
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一橋大学大学大学院社会学研究科
(http://www.soc.hit-u.ac.jp/teaching_staff/kubo_akinori.html)
専任講師
久保 明教 様 ▼プロフィールを開く1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。一橋大学大学院社会学研究科・専任講師。科学技術と社会の関係について文化/社会人類学の観点から研究を行う。近刊に『ロボットの人類学――20世紀日本の機械と人間』(世界思想社)、一般向けの論考として「「計算する知性といかにつきあうか――将棋電王戦からみる人間とコンピュータの近未来」(http://synodos.jp/science/7549)がある。
「将棋の次は人狼か?~人狼知能プロジェクト~」
将棋など完全情報ゲームではすでにプロにAIが勝つレベルにまで到達しています。
そのような中で、新しいAIのチャレンジの場として不完全情報ゲームが考えられます。
不完全情報コミュニケーションゲームとして近年流行の兆しがある人狼ゲームに着目し、人狼ゲームをプレイする「人狼知能」の実現を目指すプロジェクトについてご紹介します。
講師
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東京大学
(http://syrinx.q.t.u-tokyo.ac.jp/tori/)
工学系研究科 准教授
鳥海 不二夫 様 ▼プロフィールを開く東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻准教授 2004年東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了(博士(工学)) 同年名古屋大学情報科学研究科助手,2007年同助教,2012年より現職. ソーシャルメディア分析、社会シミュレーション、人工知能などの研究に従事.
「一人称人工知能のビジネスにおける可能性」
加速度的に増加傾向にあるハード・ネット・ソフトウェアと限定的な人の情報伝達方法とのパイプ役を荷うデジタルクローンの産業的可能性に関して
講師
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株式会社オルツ
(http://alt.ai/)
代表取締役
米倉 千貴 様 ▼プロフィールを開く株式会社al+にて技術企画・経営企画・ディレクションを担当。 2001年株式会社メディアドゥ(マザーズ:3678)取締役就任。2004年に独立。2014年株式会社未来少年を年商15億円まで成長させた後に全事業をバイアウト。同11月に株式会社al+を創業
【講座に関するお問い合わせ先】
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF) 事務局
担当:前川、藤本 電話:03-5468-5091 お問合せフォームはこちら