一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム (MCF)

モバイルビジネス講座2016 法務・知財編 (第3回,第4回)

最新技術や新たなビジネスモデルの進展によってコンテンツビジネスも大きな変革の渦中にあります。
今後ビジネス領域を拡大していくためには、関連法令について最新情報を習得した上で、知財戦略を構築することが成功のためのキーファクターとなっております。

本講座では、知財・著作権をはじめとしたモバイルビジネス関連法令の基礎知識と最新トレンドをご提供いたします。事業担当者から法務担当者まで幅広い皆様に、実務に直結した知識・ノウハウを網羅的に習得していただける講座です。

第1回、第2回の前半では、「下町ロケット」でモデルとなった鮫島弁護士、人工知能等の新たな著作権モデルの先導者となっている福井弁護士をはじめとした豪華講師陣が、知財・著作権をはじめとしたモバイルビジネスの法制度全般に関して専門的に解説いたしました。

今回、第3回と第4回の参加者も募集いたします。

後半の第3回、第4回では、アプリ法務ハンドブックを執筆したコロプラ橋詰様をはじめ企業法務担当者から、アプリ事業者の実務ノウハウについて解説させていただきます。
また、サブスクリプションサービスの普及によって、新たな環境変化が起きている知財分野に関して、文化庁、著作権管理団体の責任者をはじめ団体・企業の担当者から著作権制度の現状を、音楽サブスクリプションサービスのAWAとパックマン等のIPを開放したオープンイノベーションの最新知財ビジネスを展開しているバンダイナムコエンターテインメント様にご講演いただきます。

第3回第4回の特別価格で受講いただけますので、是非とも多くの方々にご参加いただき、皆様のビジネスにご活用いただければ幸いでございます。

※講師、プログラムの詳細、開講の順序等、若干変更の生じる可能性があります。
※変更の生じた場合には、速やかにホームページ上でお伝え致します。

【講座の対象者】

モバイルコンテンツビジネスをはじめられる方々、モバイルコンテンツビジネスにおいてあらためて知識を取得したい方々、最新情報をアップデートしたい方々に適した講座となります。

【講座スケジュールと内容】

第3回 5月26日(木) 【終了】 「企業法務担当から見た知的財産権」
第4回 6月9日(木) 【終了】 「著作権制度の現状、最新ビジネスモデル」

【会場・受講料】

会場

㈱コロプラ会議室(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー11階
http://colopl.co.jp/company/summary/#anc02(本サイトを離れます)

受講料

第3回,第4回特別価格
●MCF会員 30,000円(税込)
●会員以外 60,000円(税込)
※1回単位のお申し込みはできませんのでご了承ください。

【受講手続きについて】

1.お申込み 以下の「申し込みフォーム」よりお申込みください。おって請求書を
郵送いたします。
2.お支払い 指定の口座へお振り込みください。振込手数料はご負担願います。
3.受  講 受講の際には名刺をご持参ください。
同一社内でお申込みいただいた人数内であれば、
各回毎に受講者を変更する事は可能です。
4.キャンセル 受講後のキャンセルは受講料返金に応じかねますのでご了承下さい。

第1回(鮫島先生、伊藤先生、福井先生)、第2回(飯田先生)の講座は、
4月12日,19日で開催し、終了しております。

第3回 「企業法務担当から見た知的財産権」

5月26日 (木) 13:00~17:00 (適宜休憩あり)

「音楽著作物の"トリセツ"」 ~原盤制作からJASRAC処理まで~

スマートフォン向けアプリ・サービスの開発・運営に各種権利処理はつきものですが、こと音楽著作権に関しては、独特なルールがあり、わかりにくい世界です。そんな音楽著作権に関して、楽曲の制作からその利用、さらには著作者との契約、原盤制作契約、JASRAC、NexToneといった管理事業者を通じた権利処理など、スマートフォン向けビジネスに必須の音楽著作権の知識を解説します。

講師
  • Field-R法律事務所
    パートナー弁護士
    東條 岳 様
    ▼プロフィールを開く
    東京大学法学部卒業、青山学院大学法務研究終了、2008年弁護士登録。
    音楽著作権、アーティスト契約法務などのエンタテイメント法務を中心業務としながら、スマートフォン向けアプリのライツクリアランス、利用規約などに関する法務なども取り扱っています。主な著作に「プロダクションのためのアー ティスト契約ガイド2013」、「アプリ法務ハンドブック」、「著作権法コンメン タール(第2版)」など。
    

「スマホ時代のキャラクタービジネスと法務」

スマホアプリでのキャラクタービジネスは、ディスニーキャラクターに代表される従来型の”プロ”キャラクターだけでなく、LINEクリエーターズスタンプに代表される”アマチュア”キャラクターの隆盛もみられます。こういった新しいビジネスシーンも踏まえながら、キャラクタービジネスにまつわる法務を概観します。

講師
  • シティライツ法律事務所 パートナー弁護士
    LINE株式会社 法務室法務チームマネージャー
    平林 健吾 様
    ▼プロフィールを開く
    早稲田大学法学部卒。UC Berkeley School of Law, LL.M.修了。2004年弁護士登録。
    2009年にインターネット企業のインハウスに転じ、並行して2013年からプライベート・プラクティスを開始。スタートアップ、外資のユニコーン企業、国内上場企業など幅広いクライアントにインハウスの経験を活かしたリーガルサービスを提供している。
    著書に「アプリ法務ハンドブック」(レクシスネクシス・ジャパン)、「インターネット新時代の法律実務Q&A」(日本加除出版)ほか。
    文化活動を支援するためのNPO「Arts and Law」でのプロボノ活動なども行なっている。

「なぜ企業は特許を取得するのか?」

世の中の企業が特許を取得する動機や、特許になるゲームがどのようなものかを紹介し、スマートフォン向けビジネスに特許を活かすための知識を解説します。

講師
  • 株式会社コロプラ
    コーポレート統括本部 アドミニストレーション部 知的財産グループ
    木村 哲 様
    ▼プロフィールを開く
    大手エレクトロニクス・情報通信機器・素材メーカーを経て現職。
    弁理士。

パネルディスカッション「企業法務担当から見た知的財産権」

当日の講座での話題をメインに、講師陣と企業法務・知財実務に
携わるパネラーおよび会場の皆様と意見交換・ディスカッションを行います。

パネラー
  • Field-R法律事務所
    パートナー弁護士
    東條 岳 様
  • シティライツ法律事務所 パートナー弁護士
    LINE株式会社 法務室法務チームマネージャー
    平林 健吾 様
  • 株式会社コロプラ
    コーポレート統括本部 アドミニストレーション部 知的財産グループ
    木村 哲 様
  • 株式会社サイバード
    法務室 室長
    佐藤 貴信 様
    ▼プロフィールを開く
    モバイルコンテンツ配信、ゲームメーカーを経て現職。
    現職では、法務業務全般に加え商事法務を管轄。
  • 株式会社ボルテージ
    総務部 チームリーダー
    荒井 真人 様
    ▼プロフィールを開く
    2010年新卒入社。一度当社を離れ、WEB広告代理店を経て現職。
    契約審査、取引先・与信管理、その他一般法務担当。
コーディネーター
  • 株式会社コロプラ
    コーポレート統括本部 アドミニストレーション部 部長
    橋詰 卓司 様
    ▼プロフィールを開く
    放送通信サービス,人材サービス,ITベンチャー複数社を経て現職。
    共著として『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』(技術評論社,2013),『アプリ法務ハンドブック』(LexisNexis,2015)ほか。

第4回 「著作権制度の現状、最新ビジネスモデル」

6月9日 (木) 13:00~18:00(適宜休憩あり)

「著作権等管理事業法と著作権をめぐる最近の動き」

「著作権等管理事業法」が施行されてから、15年ほどが経とうとしていますが、著作権などの管理事業について、法的側面から解説を行います。
また、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)など、活発な議論が展開されている、著作権に係る動きについも、紹介をしたいと思います。

講師
  • 文化庁長官官房著作権課
    著作物流通推進室 室長
    俵 幸嗣 様
    ▼プロフィールを開く
    平成8年4月、文部省に入省し、文化庁著作権課法規係長(平成13年9月~平成15年7月)、著作権課補佐(併)著作権調査官(平成15年7月~平成16年8月)として著作権に係る業務に従事。在タイ大使館一等書記官を経て、平成27年4月より現職。

「JASRACの音楽配信管理業務について」

使用料規程の構成等に関する基本的な説明と、集中管理団体としての日々の許諾業務における最近の動きと課題についてお話しさせていただきます。

講師
  • 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)
    業務本部 送信部 部長
    前川 敦司 様
    ▼プロフィールを開く
    支部(演奏権管理)、内国資料部、分配部での業務を経て、2014年4月より現職。
  • 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)
    業務本部 送信部 ネットワーク課 課長
    髙橋 淳人 様
    ▼プロフィールを開く
    支部(演奏権管理)、演奏部を経て、2014年4月より現職。

「次代を奏でる著作権エージェントを目指して」

著作権等管理事業法の施行から15年。本年2月1日に(株)イーライセンスと(株)ジャパン・ライツ・クリアランスが合併して株式会社NexToneが設立いたしました。
本講演では、NexToneの管理方針、事業の方向性、そして新使用料規程の考え方・内容など具体的な内容にも踏み込みながら、NexToneが考えるこれからの時代の著作権管理事業者の在り方についてお話しさせていただきます。

講師
  • 株式会社NexTone
    代表取締役CEO
    阿南 雅浩 様
    ▼プロフィールを開く
    ・1986年CBS/SONY GROUP(現㈱ソニー・ミュージックエンタテインメント)入社
    ・2007年エイベックス・グループ・ホールディングス㈱ 執行役員(現任)
    ・2014年エイベックス・ミュージック・パブリッシング㈱ 代表取締役社長(現任)
    ・2015年㈱イーライセンス 代表取締役社長
    ・2016年2月1日 ㈱NexTone 代表取締役CEO(現任)
  • 株式会社NexTone
    代表取締役COO
    荒川 祐二 様
    ▼プロフィールを開く
    ・1995年 (株)プロマックス取締役就任(2015年10月まで)
    ・2000年 (株)ジャパン・ライツ・クリアランスを設立、代表取締役に就任(2016年1月まで)
    ・2016年2月1日 (株)NexTone代表取締役COO就任(現任)

「定額制音楽配信サービス「AWA」のビジネスモデル」

世界のIT超大手がひしめく定額制音楽配信サービスの中で、
他社より一足早く2015年5月に産声をあげた定額制音楽配信サービスの「AWA」。
サービス開発のこだわりとビジネスモデルについてご紹介。

講師
  • AWA株式会社
    取締役
    小野 哲太郎 様
    ▼プロフィールを開く
    名古屋大学卒業後、2007年度サイバーエージェントへ入社。
    代表の藤田氏の運転手兼アシスタントを務める。
    その後ブログのマネタイズ事業、プロデューサーを経て2013年より社長室長として投資事業を担当。
    2014年よりサイバーエージェントとavexのジョイントベンチャーであるAWA創業に携わる。

カタログIPオープン化プロジェクトにおける知的財産の活用事例

バンダイナムコエンターテインメントの知的財産活用について、
バンダイ・ナムコ統合10周年記念企画として、2015年春より実施中の
「カタログIPオープン化プロジェクト」の実例を元にご紹介いたします。

講師
  • 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
    NE事業部 マーケティングディビジョン NE事業推進部 ゼネラルマネージャー
    桝井 大輔 様
    ▼プロフィールを開く
    バンダイナムコグループ共通会員基盤である「バンダイナムコID」を活用した
    ネットマーケティング関連業務を担当。2015年4月より自社で保有するカタログIPのオープン化プロジェクトを推進。

【講座に関するお問い合わせ先】

一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF) 事務局
担当:藤本、越賀 電話:03-5468-5091 お問合せフォームはこちら